そんな中、今、求められるサービスとして注目されているのが、多言語ホワイトレーベル電子チケット販売プラットフォームのZAIKOが今月発表した新システム「ライブ配信 電子チケット」だ。
このシステムでは、アーティストやイベント主催者がライブ配信自体を”イベント”として行い、通常のリアルイベント同様に有料チケット、つまりライブ配信専用の電子チケットを販売することで収益化を実現。彼らが被る新型コロナウイルスによる損害を抑えることができるのが特長になっている。またイベントに参加する側に対しても、オンライン/オフラインのどちらで参加するかの選択肢が与えられるという意味でメリットが大きいことも特筆すべき点だろう。
現状、新型コロナウイルス感染拡大以降、行われている配信ライブは無観客ライブが多いが、今後も様々な理由でライブの現場に参加することを自粛するファンも少なからずいることだろう。そういった人が不安なく、イベントにオンラインで参加し、好きなアーティストやヴェニューを支援できるのは、この状況での有料ライブ配信に大きな価値をもたらすはずだ。
実際にこのシステムを利用し、人気バンドのceroが3月13日に電子チケット制ライブ「Contemporary http Cruise」を開催。ZAIKOのシステムを通じて、ファンは有料配信ライブのチケットを購入することで、無観客で行われたライブをオンラインで楽しんだ。またその際は、1000円で販売された電子チケットに加え、500円単位での投げ銭によるアーティスト支援も実施。その際はチケット購入時にファンが追加でライブに課金できる仕組みになっていた。