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【海外進出】ライブ配信を海外に向けてプロモーションしたい! そんなとき頼りになるのが「ZAIKOボーダーレス」

作成者: Zaiko|Jun 7, 2021 3:00:00 PM

ZAIKOでは電子チケット以外にもさまざまなサービスを展開していますが、今回は、日本のアーティストやイベント主催者が海外のファンに向けてプロモーションできるマーケティングツール「ZAIKOボーダーレス」を紹介します。

一体どんなサービスで、どんなメリットがあるのか? 「ZAIKOボーダーレス」チームの二人、ジョシュア・バリービビアン・マーに話を聞きました。

海外へのプロモーションを現地の言葉で

ZAIKO編集部:
「ZAIKOボーダーレス」のサービス内容を教えてください。

ビビアン:
日本発のライブ配信コンテンツを、世界中のファンに楽しんでもらう環境を作っています。海外で人気の高い日本のアーティストは大勢いて、イベントもたくさんあると思うんですけど、今は新型コロナウイルスの影響もあって直接出向くことが難しいですよね。

そこで、「ZAIKOボーダーレス」ではライブ配信を海外にプロモーションすることで、海外のファンとアーティスト/イベント主催者をつなげるお手伝いをしています。

ZAIKO編集部:
海外へのプロモーションはどのように行うのですか?

ビビアン:
台湾のThe New Lensやシンガポール/フィリピンの「bandwagon」「Japan Concert Tickets」「JaME-World」といったグローバルメディア、香港の「Ticketflap」「Clockenflap」などのチケット会社がマーケティングパートナーになっていて、各国の言語でライブ配信をプロモーションしてもらっています。

日本のエンタメ情報を扱っているメディアが中心なので、日本のことに関心のある人たちに現地の言葉で情報が届きます。

そこで開催を知ったファンはマーケティングパートナー経由でチケットを買えます。現地の言葉で情報を知ることができて、現地の通貨でチケットを買えるので、安心して使ってもらえると思います。

現地メディアでのプロモーション事例

https://www.japaholic.com/tw/article/862679/

http://vrockhk.com/2021/05/14/53224/

https://hyperjapan.co.uk/online-event/akb48-concert-group-asia-online/

ZAIKO編集部:
海外の人たちにライブ配信を見てほしい気持ちはあるけど、どこにファンがいるのか分からないというアーティストやイベント主催者でも使えますか?

ビビアン:
もちろん使えます。その場合は「Borderless Research by ZAIKO」を併せて使っていただくといいかもしれません。

このサービスは、対象の地域での知名度や人気を解析できるデータを集めて、そのデータをもとにプロモーション施策を提案するものです。例えば、調査の結果タイで人気が高いことが分かったとしたら、ライブ配信にタイ語でのコンテンツを盛り込んでもらう、などですね。

ZAIKO編集部:
データはどのように集めるのですか?

ビビアン:
その国や地域でのチャートやSNSのフォロワー数、検索エンジンのヒット数などを調べます。国や地域によって「SpotifyよりもKK BOXの方が使われている」といった特徴があるので、その国や地域の特徴に合わせた調査を行います。

「Borderless Research by ZAIKO」のレポートサンプル

ZAIKO編集部:
それは心強いですね。いま「ZAIKOボーダーレス」はどのくらい利用されているのですか?

ビビアン:
多いときは週に7〜8件くらい使われています。音楽のライブに限らず、2021年2月には『TOKYO FM開局50周年記念 『村上春樹 produce MURAKAMI JAM ~いけないボサノヴァ Blame it on the Bossa Nova~』、5月には『LUNA SEA 30th Anniversary CROSS THE UNIVERSE -THE DAWN-』というイベントでも使われました。

きっかけは、とあるバンドのライブ配信

ZAIKO編集部:
「ZAIKOボーダーレス」を作ろうと思ったきっかけは?

ジョシュア:
私がサービスを立ち上げたのですが、きっかけは2020年の夏、とある日本のバンドがZAIKOで行ったライブ配信を見ていたときに感じたことです。ライブ自体も素晴らしかったのですが、曲と曲の間に紹介されるTwitterのメッセージが興味深かったんです。

ヨーロッパ、アジア、南米など、世界中のファンがエキサイトしてツイートしている。バンドも、そこまで世界中にファンが広がっているとは認識していなかったようです。その様子を見て、日本のライブをもっと海外の人たちに届けたいと思いました。

ZAIKO編集部:
なるほど、そういうきっかけがあったのですね。ジョシュアは「ZAIKOボーダーレス」の意義はどういうところにあると思いますか?

ジョシュア:
アーティストやイベント主催者が「どこにファンがいるのか」を把握できて、それを活動に役立てられること。ファンと直接コミュニケーションできるので、配信ライブに限らず、将来的にはツアーを行う際にも役立つでしょう。

あとは先ほどビビアンも言っていましたが、現地の言語や通貨が使われること。これはユーザーの安心感にもつながるし、われわれの信用にもつながると思います。

ビビアン:
「ZAIKOボーダーレス」のチームはいろいろな国からきた人たちがいるので、その国の言語だけでなくカルチャーも理解した上でサービスを構築できているのも特徴ですね。

ZAIKO編集部:
とても国際色豊かですよね。ちなみにビビアンはどういったバックグラウンドからZAIKOの仕事を始めたのですか?

ビビアン:
私は中国生まれで、小さいころに家族でニュージーランドに移り住んで中学までいました。その後、中国で高校を卒業した後にオーストラリアの大学に進学して、交換留学で日本に来たんです。そのときに日本の生活やカルチャーが好きになったので卒業後は日本で働き始めました。最初は東海道新幹線の英語アナウンスを担当している声優のマネージャーとして働いて、その後2021年の3月にZAIKOに来ました。

ZAIKO編集部:
へえ! そうなんですね。ジョシュアはZAIKOの創業メンバーの一人ですね。

ジョシュア:
そう、この会社を2年前に始めて、チーフ・ビジネス・ディベロップメント・オフィサーとして、新しいプロダクトやグローバルな海外向けサービスを開発しています。日本のコンテンツは、海外の人からすると見つけるのが難しくて、日本のアーティストも海外のファンにリーチするのが難しいという状況があったので「ZAIKOボーダーレス」が始められたことは価値があったと思います。

「ZAIKOボーダーレス」はどなたでもご利用いただくことができます。世界中にファンコミュニティを作りたいと考えているアーティストやイベント主催者の皆様、ぜひご利用ください。

https://zaiko.io/borderless